ポーカー全般

ゲームの概要

ポーカーと聞けば 「ポーカーフェース」 という言葉を思い出すぐらい、「顔」 が勝負の結果を大きく左右する。

つまりそれだけ個人の技量の差が出やすいゲームということが言える。

またこのポーカーは 「プレーヤー対ディーラー」 という図式ではなく、「プレーヤー対プレーヤー」 、つまり客同士の勝負になっている (パイゴウポーカー、カリビアンスタッドポーカー、レットイットライドなどの特殊ポーカーはディーラーが相手)。これは他のゲームでは見られない極めて特異な対戦形式と言えよう。

つまりカジノ側 (ディーラー側) はあくまでもカードを配る作業の代行とゲームの進行役をやっているだけで勝負にはまったく関係ない。したがって、カジノ側は客から参加手数料を徴収する。

この手数料の徴収方法は1回ごとにプレーヤー全員から一定の金額を徴収する方法や、勝ったプレーヤーの勝ち金の何パーセントとか、ポーカーの種類によってさまざまである。

ポーカーのもうひとつの大きな特徴は、なんといっても勝負の最終的な決着が必ずしもその 「カードの手の強さ」 で決まるわけではないということだろう。つまり、弱い手でも相手が全員ゲームから降りてしまえば、手の強さに関係なく勝つことができるということだ。ブラックジャックでたとえるならば、[ 17 ] の手を持っている者が [ 21 ] の手の者に勝ってしまうというような 「珍事」 が起こるのがポーカーということになる。これこそがまさにポーカーの醍醐味であり、また奥が深いと言われるゆえんでもある。

ゲームの基本

ポーカーにはさまざまなスタイルが存在している。

たとえばビデオポーカーに代表されるような古典的な5枚スタイルのポーカーや、複数枚 (たとえば7枚) の中からベストの5枚を選ぶタイプのポーカーなどさまざまだ。

また後者のタイプのポーカーにおいても、各プレーヤーごとに7枚が割り当てられるポーカーもあれば (7-Card Stud Poker)、各プレーヤーは自分のカードを2枚しか持たず、残りはテーブル出された全員に共通なカードで手を作るタイプのポーカー (Texas Hold*em) などもある。

さらに Caribbean Poker、PaiGowPoke、Let It Ride のようなブラックジャックテーブルに近い形式のテーブルを使用し、客とディーラーが勝負するような特殊なポーカーまである。

このようにポーカーのルールは世界中に無数に存在している。しかし、それらはすべて 「手を作るまでのプロセスの違い」 であって、基本的には最終的に残った5枚のカードで手を確定するという点ではどのポーカーも共通している (Pai Gowだけはやや特殊だが) 。

手の種類

・ワンペア →  同じ数字のカード (つまりペア) が  1組存在している。

・ツーペア →  ペアが2組存在している。

・スリーカード →  同じ数字のカードが3枚存在している。  (英語ではThree of a Kind)

・ストレート →  5枚のカードの数字の順番が連続している。

・フラッシュ →  5枚のカードすべてが同じ種類である。

・フルハウス →  ワンペアとスリーカードが共存している。

・フォーカード →  同じ数字のカードが4枚存在している。  (英語ではFour of a Kind)

・ストレートフラッシュ →  5枚のカードの数字が連続しており、  なおかつすべて同じ種類である。

・ロイヤルフラッシュ→  同じ種類のカードのA、K、Q、J、10が  存在している。